ナジフロキサシン製剤のうち、ざ瘡に適応がない剤形を見極める問題です。軟膏・クリーム・ローションの適応症の違いを理解し、患者さんへの適切な服薬指導につなげましょう。
薬剤:ナジフロキサシン
分類:ニューキノロン系外用抗菌薬
学習ポイント:
- •アクアチム軟膏にはざ瘡適応がないが、クリームとローションにはある
- •ナジフロキサシンは1日2回塗布、オゼノキサシンは1日1回塗布
- ...他2項目
片頭痛予防薬として使用される医薬品の中で、適応外処方となるものを見極める上級問題です。保険適応の有無と臨床的有用性の違いを理解し、医師の処方意図を適切に把握できる薬剤師を目指しましょう。
学習ポイント:
- •アミトリプチリンは片頭痛予防に有効だが保険適応はない
- •頭痛診療ガイドライン2021でGroup 1(有効)に分類
- ...他3項目
イブシリーズの中で唯一鎮静成分を含まない製品を見極める問題です。アリルイソプロピルアセチル尿素の薬理作用と副作用を理解し、患者の生活スタイルに応じた適切な製品選択ができるようになりましょう。
薬剤:アリルイソプロピルアセチル尿素
分類:鎮静成分(ウレイド系催眠鎮静薬)
学習ポイント:
- •イブスリーショットプレミアムは2024年9月発売のイブシリーズ唯一の鎮静成分フリー製品
- •アリルイソプロピルアセチル尿素は日本以外のほとんどの国で禁止されている鎮静成分
- ...他2項目
チエノジアゼピン系抗不安薬エチゾラムの高齢者における転倒リスク、依存性の問題、適切な減薬方法について、実臨床で必要な中級レベルの知識を問うクイズです。
学習ポイント:
- •エチゾラムはチエノジアゼピン系で、短時間作用型のため依存性が高い
- •高齢者の最大用量は1日1.5mgまでで、転倒リスクに特に注意が必要
- ...他2項目
SSRI系抗うつ薬パロキセチンの離脱症状の特徴、減薬方法、服薬指導のポイントについて、薬剤師が知っておくべき基本的な内容を解説します。
薬剤:パロキセチン塩酸塩水和物
分類:SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)
学習ポイント:
- •パロキセチンはSSRIの中でも特に離脱症状が発現しやすい薬剤である
- •シャンピリピリ感はパロキセチン離脱症状の特徴的な症状である
- ...他3項目
吸入ステロイド薬フルタイドとCYP3A4阻害薬(特にリトナビル)との重篤な相互作用、医原性クッシング症候群の発症機序、適切な代替薬選択を含む上級レベルの臨床問題です。
薬剤:フルチカゾンプロピオン酸エステル
分類:吸入ステロイド薬(副腎皮質ホルモン剤)
学習ポイント:
- •リトナビルはCYP3A4を強力に阻害し、フルタイドのAUCを約350倍上昇させる
- •吸入ステロイドでも、CYP3A4阻害薬との併用で医原性クッシング症候群や副腎抑制を起こす
- ...他3項目
HMG-CoA還元酵素阻害薬の中でも使用頻度の高いアトルバスタチンについて、CYP3A4を介した薬物相互作用、血中濃度上昇による横紋筋融解症リスク、服薬指導のポイントを問う初級レベルのクイズです。
薬剤:アトルバスタチンカルシウム水和物
分類:HMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン系薬剤)
学習ポイント:
- •アトルバスタチンはCYP3A4で代謝されるため、CYP3A4阻害薬との併用により血中濃度が上昇する
- •クラリスロマイシンはアトルバスタチンのAUCを約4.4倍上昇させ、横紋筋融解症リスクを増大させる
- ...他2項目
第二世代抗ヒスタミン薬の中でも眠気の副作用が少ないフェキソフェナジンについて、P-糖タンパク質を介した薬物相互作用、制酸剤による吸収阻害、実践的な服薬指導のポイントを問う中級レベルのクイズです。
薬剤:フェキソフェナジン塩酸塩
分類:第二世代抗ヒスタミン薬(ヒスタミンH1受容体拮抗薬)
学習ポイント:
- •制酸剤(水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム)はフェキソフェナジンの吸収を約40%低下させる
- •フェキソフェナジンはP-糖タンパク質の基質であり、P-gp阻害薬との併用で血中濃度が上昇する
- ...他2項目
DPP-4阻害薬の第一世代であるジャヌビア錠について、腎排泄型薬剤の特性を踏まえた用量調整、薬物相互作用、2024年の安全性情報を含む実践的な服薬指導のポイントを問う中級レベルのクイズです。
薬剤:シタグリプチンリン酸塩水和物
分類:選択的DPP-4阻害薬(経口血糖降下薬)
学習ポイント:
- •シタグリプチンは79〜88%が未変化体として腎排泄されるため、腎機能に応じた用量調整が必須である
- •中等度腎機能障害(eGFR 30〜50mL/min/1.73m²)では25mg 1日1回に減量する
- ...他2項目
アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)の先駆けであるロサルタンについて、活性代謝物への変換、CYP2C9遺伝子多型の影響、尿酸低下作用を踏まえた複雑な症例での薬物選択と投与設計を問う上級レベルのクイズです。
薬剤:ロサルタンカリウム
分類:アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)
学習ポイント:
- •ロサルタンはプロドラッグで、活性代謝物E-3174への変換にCYP2C9とCYP3A4が関与する
- •CYP2C9 IMでは活性代謝物への変換が軽度低下するが、臨床的影響は限定的
- ...他3項目
プロトンポンプ阻害薬(PPI)の中でも特徴的な代謝経路を持つラベプラゾールについて、基本的な薬物動態から服薬指導のポイントまで、臨床で必要な実践的知識を問うクイズです。
薬剤:ラベプラゾールナトリウム
分類:プロトンポンプ阻害薬(PPI)
学習ポイント:
- •パリエット錠は腸溶錠であるため、噛んだり砕いたりせずにそのまま服用する必要がある
- •ラベプラゾールは主に非酵素的経路で代謝されるため、CYP2C19遺伝子多型の影響を受けにくい
- ...他2項目
カロナール(アセトアミノフェン)の錠剤、シロップ、細粒の特徴と使い分けについて、臨床で必要な実践的知識を問うクイズです。小児への投与量計算や服薬指導のポイントも含みます。
学習ポイント:
- •小児のアセトアミノフェン投与量は10-15mg/kg/回が基本で、カロナール細粒20%では体重(kg)×0.05-0.075gで計算する
- •細粒の苦味対策として、アイスクリームやチョコレートクリームとの混合が効果的である
- ...他2項目